椿大神社の大しめ縄新調 鈴鹿・むすびの会、平和願い奉納 三重

【新調した大しめ縄に張り替える会員ら=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で24日、氏子有志でつくる「むすびの会」(本郷貞郎代表)による大しめ縄奉納があり、本宮拝殿と別宮・椿岸神社2カ所のしめ縄が張り替えられた。

同会は「正月用しめ縄は氏子の手で」と平成2年に創設し、今回で34回目の奉納。しめ縄は、本宮拝殿用が直径約30センチ、長さ約4・5メートル、別宮用が直径約25センチ、長さ約2・5メートルで、会員25人が2日掛かりでなった。

会員らは拝殿前で奉納式の祈祷(きとう)とおはらいを受け、脚立に登って古いしめ縄を下ろし、新調したしめ縄の両端の高さを調整しながら針金と縄で固定した。本郷代表(76)は「争いごとのない平和な世界を祈り、参詣する方々が平穏に暮らせるように願って奉納しました」と話していた。