【津】三重県津市美杉町上太郎生の国道368号沿いの田んぼで、住民手作りのイルミネーションが今年も点灯している。約3千平方メートルにLED(発光ダイオード)球3万球が輝いている。令和6年2月末まで。
地区有志でつくる「上太郎生地域の21世紀を考える会(KT21)」(中川和雄代表、会員30人)が地主の協力を得て稲刈り後の田やのり面を使って平成13年に始めた。
高さ8メートルの支柱から放射状に広がるツリーや大谷翔平選手の活躍にちなんでバットとグローブを持つ「二刀流」のロボット、のり面の鹿よけネットに幅20メートルにわたって設置した明かりもある。
中川代表(69)は「人口が少なく高齢者が多いが『楽しみにしている』の声を多く聞く。地域の活性化のために我々が頑張らないと」と話した。
毎日午後5時―午前0時。令和6年1月1日―3日は終夜点灯する。