【松阪】三重県警松阪署は21日、松阪市の80歳代の女性がキャッシュカード4枚をだまし取られ、約500万円を引き出されたと発表した。キャッシュカード窃盗詐欺事件として捜査している。
同署によると、20日午後6時半ごろ、女性方の固定電話に家電量販店の従業員を名乗る男から「偽造したあなたのカードを使いテレビを買おうとした女がいたので警察に連絡した」と電話があった。その後、「カードを止める必要がある」と言われたため警察官や銀行協会を名乗る男らにキャッシュカードの暗証番号を伝えた。
さらにカード4枚を封筒に保管するよう指示を受け、同日午後7時半に金融機関の職員を名乗る男が自宅に来て、女性が気づかない隙に別の封筒にすり替えられカードをだまし取られた。21日に金融機関から女性に不審な出金があると連絡があり、同署に相談して発覚した。