海星高で野球部OB戦 卒業生150人応援、バス贈呈も 三重

【OB戦で大学生らと対戦する海星高の選手(奥)=四日市市追分の同校で】

春夏通算13度の甲子園出場経験を持つ、海星高校硬式野球部のOB戦が17日、三重県四日市市追分の同校で行われた。社会人チームや大学などで野球を続けるOBが、来年夏の甲子園を目指す高2以下の新チームに胸を貸した試合はOBチームが3―2で勝利した。

年末の恒例行事。今年は強いOBチームを結成しようと約3カ月前から準備したところ、社会人野球のミキハウスでプレーの坂井慎平外野手、中京大4年で2019年夏の三重大会準優勝投手の中川健翔投手ら硬式・軟式で現役続行の43人が集まり通常より1回多い10イニング制で行われた。

1999年春のセンバツ以来聖地に立てずにいる母校の激励に約150人の卒業生が駆けつけ、遠征のための野球部専属バスの贈呈もあった。95年卒業の森下晃理監督は「OBの願いはやはり甲子園。結果で恩返ししたい」と話した。