五輪銀の三宅氏指導 フェンシング、小中高生に 「マンダラート」作成も

【参加者に助言する三宅氏(中央)=津市一身田上津部田の県立津東高で】

【津】三重県の津市フェンシング協会が主催するフェンシング教室が16日、同市一身田上津部田の県立津東高で始まった。17日までの2日間、市内の小中高生がロンドン五輪男子フルーレ団体銀メダルの三宅諒氏(32)らの指導を受ける。

津市スポーツ振興基金を活用した事業。初日は座学とウオーミングアップ方法の指導などがあり小2―高2の男女32人が参加した。

三宅氏は「ただ練習するだけでなく具体的な目標を設定することが重要」と講話。グループワークでは4、5人ずつになって「勝ち抜くために必要なこと」を書き出した後、各自が九つの升目に目標とそれを達成するための要素を書き込む「マンダラート」を作成した。

17日には各種目に分かれて指導を受ける。セントヨゼフ女子学園高2年の稲垣こころさん(17)は「今の自分に必要なことが知れた」、津東高2年の川﨑蒼天さん(17)は「メダリストのフットワークを知り日々の練習につなげたい」とそれぞれ述べた。