【鈴鹿】三重県警鈴鹿署(山﨑正法署長)は12日夜、鈴鹿市内平田地区の飲食店や風俗店を対象にした「暴力団排除ローラー作戦」を実施。関係者らが約100店舗を回り、暴力団追放を呼びかける啓発チラシなどを配布した。
この日は同署のほか、暴力追放鈴鹿市民会議、平田周辺地区不当要求拒否宣言の街、暴力追放三重県民センター、県警組織犯罪対策課の約40人が参加。山﨑署長は「市民の安心安全のために暴力団排除を呼びかける」とあいさつした。
その後、参加者は5班に分かれ、各店で啓発物品の配布とともに、暴力団排除運動の趣旨を説明。暴力団によるみかじめ料、用心棒料などの資金獲得活動の有無などを確認した。
平田地区の飲食店経営者で組織する「平田周辺地区不当要求拒否宣言の街」の伊藤素近会長は「啓発活動を通じて安心安全のまちを作りたい」と話した。
市では平成23年に同市暴力団排除条例を施行。関係機関が連携し、暴力団の不当要求を拒否する運動を展開している。