新型コロナ、前週の1・6倍 先週の三重県内感染状況

三重県は12日、先週(4―10日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。新規感染者は1医療機関あたり平均3・85人で前週の1・6倍。3週連続で増加し、8週間ぶりに3人を超えた。一日あたりの新規感染者は前週比100人増の250人と推計される。

県によると、確保病床の入院者と一般病床の入院者を合わせた在院者数は前週同一曜日比47人増の116人。在院者数の発表を始めた10月11日以来、9週間ぶりに100人を超えた。在院者数が増加するのは3週連続。重症者は8週連続でいない。

保健所管内別の1医療機関あたり感染者は桑名8・3人▽四日市3・1人▽鈴鹿2・56人▽津2・55人▽松阪1・63人▽伊勢5・09人▽伊賀4・13人▽尾鷲3人▽熊野0人―となっている。

県の感染症・情報プロジェクトチームは「昨年の同時期に比べると増加のペースは遅く、新規感染者数も1割強程度にとどまっている」としつつ「3週連続で増加しており、増加傾向に入った可能性がある。年末年始に向けた状況を注視したい」としている。