ハンドボールクラブ児童を指導 亀山で三重バイオレットアイリス

【児童らにパスの指導をする黄監督(左端)=亀山市野村2丁目の市西野公園体育館で】

【亀山】三重県亀山市野村2丁目の市西野公園体育館を管理・運営する、三幸・スポーツマックス共同事業体(奥川清美総括責任者)は2日、同所で「花菖蒲ハンドボール講習会」を開いた。日本ハンドボールリーグに参戦する女子トップチーム「三重バイオレットアイリス」の黄慶泳(ファンキョンヨン)監督(54)が指導し、市内外のハンドボールクラブの小学5、6年生計約80人が参加した。

講習会には同チームの選手11人も加わった。児童らは黄監督の指導で、攻撃と防御に対する体や足さばきの使い方、ボールを使っての正確で俊敏なパスとシュートなど、基本動作を学んだ。

元日本女子代表監督の黄監督は「個人の技術力向上のための機敏さと判断力を重点に、試合での実践につながる指導をした。ハンドボールの楽しさを伝えることができた」と語った。

亀山ハンドボールスクールに所属する小学6年生の柳原風楽さん(12)は「ポジションがキーパーなので、低いボールでシュートされたときの防御として、体と手足の使い方を学んだ」といい、「来春、中学校に入学したら、ハンドボール部に入部します」と話していた。