【四日市】「四日市から文化の発信を！」―。三重県四日市市新町に１日、大小10室のギャラリーとカルチャー教室を備えた「アートギャラリー黒い森」（森健、芳子オーナー）がオープンした。開館を記念して、立体造形、陶芸、彫金、絵画、草木染めなど８部門の作家による作品展を開催している。午前10時から午後４時、27日まで。会期中無休。
京都女子大教授で日本美術家連盟・一陽会会員の立体造形作家、矢野真さんによる個展「時を想う」、天水窯を主宰する陶芸家稲垣竜一さんによる「干支（えと）展」、「せん彫金工房」を主宰する彫金作家、森千明さんによる「彫金アクセサリー展～蜜蝋（みつろう）が作り出す不思議な形」などが開かれている。
森オーナー夫妻は「文化発信の拠点として、若い作家さんにも気軽に使っていただき、集うかたがたとの交流と研さんの場にしてもらいたい。今後はレンタルのコレクションボックスや本箱の設置も予定しています」と話している。
同ギャラリーは、森オーナー夫妻が割烹旅館だった３階建てビルを買い取って改装したもので、１階にはセルフのカフェコーナーも設けている。今後は作品発表だけでなく、料理・和洋菓子、カルチャー教室としての利用も広く募っている。問い合わせは同ギャラリー＝電話０８０（５１１７）４０７８＝へ。