「桜パレット会」4年ぶり絵画展 四日市で会心作25点 三重

【会員らの会心作が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市桜町の桜地区市民センターで研さんする絵画教室「桜パレット会」(内山徳久代表)は29日、同市安島の市文化会館で、4年ぶり5回目となる「絵画展」を開いた。指導する講師と会員八人の油彩・水彩、アクリル画など25点を展示している。12月1日まで。

オレンジ色に染まる夕日の鹿児島湾「桜島山」、春の田園風景「奈良・明日香村」、農作業をする男性と放牧された牛を描いた「ナイルの岸辺」、質感豊かに表現した鉢植えの花「ビオラ」などが並ぶ。今年3月に亡くなった伊藤康彦さんの遺作「聖ミクラージュ教会」や「運河鐘楼からの眺め」など水彩画四点も展示している。

同会は平成28年に発足。「それぞれの個性を大切に伸ばす」ことをモットーに指導している芳山貞子講師の下、月1回、桜地区市民センターで研さんに励んでいる。内山代表(70)は「発表を楽しみに創作に励んだ会心作がそろった。多くの方々に見ていただきたい」と語った。