プロと市民ら共演「亀山ミュージカル」 城主お国替え「たいへんじゃあ」 三重

【第一部のミュージカル劇「たいへんじゃ~」=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県亀山市地域社会振興会(岸英毅理事長)が主催する「亀山ミュージカル」が26日、同市東御幸町の市文化会館で開催され、市民ら約750人を魅了した。

今回の演目「ミュージカルたいへんじゃ~」は、江戸時代、実際にあった伊勢亀山藩(現在の亀山市)と備中松山藩(現在の岡山県高梁市)との城主交換を題材に、亀山市文化大使でKIEプロモーション(東京)社長の小嶋希恵氏が、脚本・演出・総合監修した。

上演は二部構成。元劇団四季の団員で男優の高橋卓士さんと宝塚OGの瀬央みつきさん、紫咲大佳さんらを招き、一般公募の市民ら46人と引っ越しするためのお金の工面などコミカルな劇を披露した。

【第二部のショーで「マツケンサンバ」を踊る出演者ら=亀山市東御幸町の市文化会館で】

二部では、ジャンボリーミッキーやマツケンサンバ、プロダンサーによる華麗な社交ダンス、宝塚受験を目指すKIE生のラインダンスのほか、亀山市の伝統盆踊り「灯おどり」など華やかなショーを繰り広げた。

家老役を務めた高橋さんは「初めての亀山ミュージカルでしたが、楽しかった。機会があれば、また亀山に来ます」と話していた。

現在、同市と高梁市は、災害時応援協定や文化交流などで親交を深めている。