【津】日本自動車連盟(JAF)三重支部(川喜田久支部長)は25日、津市久居東鷹跡町の県立久居農林高文化祭でさまざまなデザインのヘルメットを展示し、人気投票を実施した。
自転車に乗る際ヘルメットの着用が努力義務化されたことから同校自転車競技部は県警からセーフティ・バイシクルリーダーの委嘱を受け啓発に取り組んでいる。同支部は着用率の向上を図ろうと同部と意見交換し、部員の提案で試着と人気投票が実現した。
市内の自転車販売店「サイクルステーションスカイ」(同市久居射場町)が協力しスポーツタイプ、キャップ型、つばのあるデザインなど9種類を展示。来場者は並んだヘルメットを持ち上げたり試着したりし、気に入った番号に投票した。
部員の井田陽翔さん(16)は「ヘルメットは白くて重いイメージの人が多いが実際に見ればファッションに合うと気付いてもらえる。頭を守ることは大事と伝えたい」と話す。
同支部の水井洋一事業係長(49)によると自転車事故は若年層と高齢者に集中しているといい「この取り組みで着用率が上がれば市内や県内に波及させたい」と述べた。