三重県議のボーナス引き上げへ 0・1月分、代表者会議で合意

【県議の期末手当引き上げに合意した代表者会議=県議会議事堂で】

三重県議会は22日の代表者会議で、議員の期末手当(ボーナス)を年間で0・1月分引き上げ、3・4月分とすることで合意した。関連の条例案を28日の本会議に提出し、来月の支給分から適用する方針。

県議会事務局によると、知事ら県の特別職がボーナスを0・1月分引き上げることなどを踏まえた対応。議員1人当たり年間で12万350円を引き上げる。

この日は各会派が期末手当に対する考えを表明。新政みえ(21人)、自民党(19人)、公明党(2人)の3会派は引き上げに賛成、草莽(4人)、草の根運動いが(1人)、共産党(1人)が反対した。

倉本崇弘議員(草莽、3期、桑名市・桑名郡選出)は「経済の状況や県民の感情を考えて(引き上げは)見送るべき」と訴えた。

一方、稲垣昭義議員(新政みえ、6期、四日市市)は「(特別職の対応を踏まえて決める)慣例は大事にすべき」と主張。倉本議員は「容認しがたいが、多くが引き上げるべきと言うのなら賛成する」と応じた。