福祉巡回車を寄贈 生保協会三重県協会が多気・大台町社協に 今年で93台目

【贈呈式に出席した得田会長(右から2人目)と大台社協辻本事務局長(右端)、多気町社協山口会長(中央)ら=津市桜橋の県社会福祉会館で】

【津】三重県内の生命保険会社で構成する生命保険協会県協会(会長・得田竜範日本生命津支社長)は21日、津市桜橋の県社会福祉会館で、多気・大台両町の社会福祉協議会に福祉巡回車として、乗用タイプの4ドア軽自動車各1台を寄贈した。

地域福祉に役立ててもらおうと平成3年から毎年加盟各社で募金を呼びかけ、県社協を通じて市町の社協に車両を寄贈している。今年で93台目。

贈呈式には得田会長と多気町社協の山口新一会長、大台町社協の辻本肇事務局長、県社協の山本和寿事務局次長らが出席。得田会長は「社会福祉サービスに役立てていただければ」とあいさつし、山本次長に目録を手渡した。

贈られた車両は多気町社協では町内の生活困窮者支援、大台町社協では障がい者福祉での送迎サービスなどに利用される。

山口会長は「福祉環境はコロナ禍などへの対応が必要となっている状況。今回いただいた車両を丁寧に長く活用させていただく」と感謝した。