公園に大型遊具寄贈 津の久居ロータリークラブ 三重

【寄贈された遊具「SANGO(サンゴ)」で遊ぶ児童ら=津市久居西鷹跡町の高通児童公園で】

【津】三重県津市久居地区の経営者らで作る奉仕団体「久居ロータリークラブ」(中川信之会長、会員28人)は20日、同市久居西鷹跡町の高通児童公園内へ大型遊具の寄贈を行った。

同クラブでは久居藩主の御殿があったゆかりの場所を整備しようと、昨年から同公園内の庭木の剪定(せんてい)や遊具の塗り替え、花壇への植樹といった活動にあたっている。

今回寄贈された遊具は幼児保育教材の企画製造を手がけるジャクエツの商品「SANGO(サンゴ)」。木登りをヒントに太さや角度の違う棒が配置された新感覚のジャングルジムで、子どもたちが「次にどこをつかめばいいか」を考えながら全身を使って遊ぶことができる。

寄贈式では、同地域の私立久居保育園の児童約50人をはじめ前葉泰幸津市長らも出席。出席者による遊具のお披露目が行われると、児童らから歓声が上がり、式典後には初めての遊具を楽しんだ。

中川会長は「遊具の設置によってこの公園が子どもたち、そして家族が集まる交流の場となればうれしい」とあいさつ。前葉市長は「歴史ある御殿の庭である公園に遊具を設置していただきありがたい。子どもたちにも大切に使ってもらえれば」と話し、児童らとともに感謝を伝えた。