10月26日のプロ野球ドラフト会議で、西武から6位指名を受けた皇學館大4年の村田怜音選手(22)=三重県松阪市出身=が1日、伊勢市神田久志本町の同大で、前田俊郎・育成アマチュア担当チーフ、安達俊也スカウトから指名あいさつを受けた。
身長196センチ、体重110キロの恵まれた体格の右の強打者。指名を受けた直後の会見では「打率3割、ホームラン30本」を目標に掲げたが「打率よりホームランに焦点を合わせたい」として「30本、40本、50本(の本塁打を)を狙える打者に」と気持ちを新たにした。
担当の安達スカウトは昨年10月、ダイムスタジアム伊勢で行われた東海地区・北陸・愛知三連盟王座決定戦で、金沢学院大の堀本尚也投手(現・西濃運輸)から中越えの先制2点本塁打を放った村田選手を見て「1年間追おう」と決めたと話した。指名に至った決め手も「身体能力、飛ばす力」と力を込めた。
入団が決まれば同大初のNPB選手になる。通話アプリ「LINE」などを通じて約500人から反響があり、小学時代からの旧友で、中日で活躍中の岡林勇希選手からは直接電話で祝福。「『良かったな』と言われて『良かったわ』と答えた。1軍に上がり(岡林選手と)一緒に戦えるよう頑張りたい」と笑顔で話した。