伊賀市商工会「創業スクール」が最終講 受講生らビジネスプラン発表 三重

【ビジネスプランを発表した南さん(左)とアドバイスを行った伊藤氏=ゆめテクノ伊賀で】

【伊賀】三重県の伊賀市商工会(柘植満博会長)は21日、伊賀市ゆめが丘のゆめテクノ伊賀で「創業スクール2023」(全5回)の最終講を開き、20人が参加した。同スクールは9月23日の開講から毎週土曜日に開催し、コイサンズの高橋仁志代表、イスマイル農園のヒゲニ・イスマイル・ワムサンゴ代表、三十三総研のコンサルタントらが講師を務めて来た。

この日は総まとめとして、受講者がビジネスプランを作成し、発表。発表されたプランは、民泊による地域活性化(岡村利哉さん)、寺カフェの運営による地域活性化(西野英美さん)、伊賀米を活用したおにぎり店の開業(南美恵子さん)、クリスタルボウルを活用したゆとり空間の創出(小林智美さん)。

南さんの発表に対し、メイン講師を務めた同総研の伊藤公昭副社長は「伊賀は高級米の産地。そのコメの活用としての『おにぎり店』はストレートで分かりやすい。漬物など地域産品も併せて開業に向けて準備してほしい。おにぎりの握り方を改めて学び、高級米の良さを最大限引き出せるよう技術を磨いてほしい」とプラン実現に向けたアドバイスを行った。

同会は受講者の中から希望者を対象に25日、26日の2日間、伊藤講師による個別相談会を開催し、創業の実現に向け、より個別具体的に支援していく。