一見勝之知事は19日の定例記者会見で、北勢児童相談所(四日市市)の男性職員が一時保護中の男子中学生に怒鳴るなどの虐待をした問題について「残念な結果。県民に申し訳ない」と陳謝した。
一見知事は会見で、男性職員による虐待を「重く受け止めている」とした上で「二度と起こらないよう常に研修や注意喚起をしていかなければならない」と述べ、再発防止策を策定すると説明した。
男性職員は8月12日午後5時20分ごろ、一時保護所の廊下で居室への誘導に従わなかった男子生徒2人のうち1人に腕を捕まれた際、至近距離で「なにつかんどんのや」などと大声で怒鳴った。
さらに、男性職員は居室に戻った別の男子中学生に詰め寄って「黙れ。邪魔すんなよ」と怒鳴った。その際、職員と生徒の額が当たった。県は心理的虐待、身体的虐待と認定。処分を検討している。