【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校の生徒らが生産したブランド米や豚肉を使い、地元の飲食店7店が期間限定メニューを提供する「ISE AKENO STYLEフェア」が18日から始まった。
参加店は、市内の割烹(かっぽう)や居酒屋、弁当店など。生産科学科作物部門が校内で栽培した県ブランド米「結びの神」の新米や、畜産部門が生産した豚肉「伊勢あかりのぽーく」をメイン食材にしたメニューを各店で限定販売する。豚の角煮やカツ、ハンバーグ、丼物、大福などがある。各店約1カ月間の提供で、無くなり次第終了となる。
高校生が丹精した食材を、地元の飲食店がメニューに取り入れ、食で地域を盛り上げようと、伊勢小俣町商工会と同校が協力して企画し、3年目となる。
作物部門3年の仲世古柊風さん(17)は「大粒でもちっとしたおいしいお米。いろんな料理で、いろんな人に食べてもらいたい」、畜産部門3年の藤岡美陽さん(17)は「脂のうま味と柔らかな肉質が自慢。料理を通じ、明野高の取り組みを知ってもらいたい」と話す。
商工会の橋本一喜会長(64)は「生徒たちが食の安全や品質管理にこだわって生産した食材を、各店が工夫をこらして提供する。ぜひ多くの人に食べてもらいたい」とアピールした。
参加店は、新割烹柚子、ぱすたRakuen、あけの酒場ちじん楼、藤屋窓月堂、食工房タオ、くいしん坊さかえ、伊勢大阪屋。