【津】ロシアによるウクライナ侵攻により手足を失った傷病者を支援するチャリティー作品展が12日、三重県津市東丸之内の松菱六階美術画廊で始まった。趣旨に賛同する県内外の作家21人の絵画や立体計47点を展示販売している。16日まで。
県内の医療機関でウクライナ人傷病者の義肢を作成し社会復帰を支援するNPO「SunPanSa(サンパンサ)」の活動の一助にと、津市の画家、伊藤清和さん(71)が発起人となり、作家仲間や教え子に呼びかけて実現した。同店と共催し、作品の売り上げは全額同NPOに寄付される。
花を抱く女性の油彩画、伊勢和紙にプリントしたヒマワリの写真、海女の銅版画など大小の作品が並ぶ。
伊藤さんは「一点一点しっかり制作した作品で見応えがある。リハビリ治療を待つ人は千人以上いると聞くので、活動がもっと広がり大きなウエーブになるといい」と期待した。