津田学園の丹羽が好投 自己最長7回無失点 春の高校野球三重県大会

【好投する津田学園先発丹羽=津球場で】

津田学園は3年生右腕丹羽が先発し、7回を被安打4与四死球1で無失点。打たせて取る投球で津商打線に的を絞らせず、82球で自己最長となる七回を投げきり「いけるところまでいくつもりだった」と振り返った。

元々は上手投げだが、年明け後に変えたという横手ぎみのフォーム。以前よりも「投げやすくなった」と球速が5キロほど上がり、最速139キロのストレートを中心に、スライダーやカットボールなどの変化球を制球良く投げ込んだ。

先発した前戦の皇學館戦は四回までに3四死球を与えて2失点し、相手にリードを許して降板。「ふがいない投球だった」と反省してから一週間後の先発で、抜群の結果を出した。

3年生左腕桑山がエースとして注目を浴びる中、佐川監督は「夏に向けて経験を積んでほしい」と期待を寄せる。連覇にあと2勝ととなり、次戦に向けて「安打を打たれてもいいので、0点に抑えてベンチに帰ってきたい」と意気込んだ。