鈴鹿消防が大臣表彰 地域防災向上、団員確保で 三重

【表彰状や盾を手に受賞を喜ぶ関係者ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の同市消防団と同市消防本部はこのほど、地域に多大な貢献をする消防団の活動をたたえる総務大臣表彰の「令和6年度消防団地域貢献表彰」を受賞した。

同表彰は令和5年度に創設。表彰対象は地域防災力の向上や消防団員の確保などに積極的に取り組む消防団と消防本部。

今回は37団体が受賞した。県内では令和5年度に受賞した明和町に次ぎ、2団体目となる。

表彰の選考基準は公表されていないが市消防本部では、10年以上にわたって消防団員の定数に対する充足率を95%以上確保してきたこと、女性団員や大規模災害対応団員、学生団員の発足など積極的に取り組んできたことなどを挙げる。

25日、同市役所の末松則子市長を関係者らが報告し、受賞を報告。石田久雄消防団長(70)=同市岸岡町=は「今まで以上に地域の安全安心に向けて頑張る」、西澤俊一郎消防長は「今後も消防団、消防本部の両輪で地域防災の向上に努める」とそれぞれ話した。

末松市長は「いろいろな取り組みを総合的に評価していただいた結果の受賞で、市にとっても栄誉あること」と、ともに受賞を喜んだ。