伊勢新聞

松阪工高へエンジンスタンド寄贈 西川工機と百五銀、SDGs私募債活用 三重

【西川社長(右)からエンジンスタンド(手前)の目録を受け取る高嶋校長=松阪市殿町の松阪工業高校で】

【松阪】西川工機(三重県松阪市下蛸路町)と百五銀行(津市岩田)は24日、松阪市殿町の県立松阪工業高校へエンジンスタンド1台を寄贈した。百五SDGs私募債(寄付型)を活用した。

同私募債は発行企業が指定する教育・福祉施設などへ、同行が受け取る発行手数料の0・1―0・2%相当額の物品を贈る仕組み。

同社は天井クレーンやリフト、エアコンプレッサーのメンテナンス・販売を手掛ける。贈呈したエンジンスタンドは、取り付けたエンジンをハンドル操作で回転できる。

西川学社長(44)は生徒らを前に「私が2代目で、先代が松阪工業高校の卒業生。世に出て貢献できるように技術をしっかり身に付けてほしい」と激励した。

高嶋真人校長は「細かい作業に必要。ありがたい」と感謝した。