
【亀山】樹齢約200年の長尺のフジの花で有名な三重県亀山市住山町の太巖寺「通称・ふじの寺」(小林菅美住職)で、今年も藤棚から垂れ下がった紫色のフジの花が咲き出した。
同寺では26―5月3日、檀家(だんか)有志や市観光協会が協力し、「藤まつり」を開催する。午前9時―午後5時。境内への入場は、協力金として1人200円(高校生以上)。
同寺は奈良時代に開創。東海地方ではフジの花の名所として同寺と、愛知県江南市の「蔓阿羅寺」や同県岡崎市の岡崎城公園などが有名。
太巖寺では、祭りの期間中、亀山ブランド認定商品の生甘堂の銘菓「山里」や伊達丸亀製茶の「特上煎茶」などを販売。また、落語会やヨガ体験、涅槃(ねはん)図の一般公開のほか、お経と木魚体験などもある。
檀家関係者によると、今月末から5月の連休中、満開のフジの花が見られるという。