
【四日市】三重県鈴鹿市末広北の自然奏フォトグラファーズ名古屋所属の写真家、蔭地敏男さん(73)による風景写真展「霧游~癒やしの風景」が、四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で始まっている。各地の霧景色をテーマに額装や壁掛け、パネル作品30点余を展示している。月曜日は休み。5月31日まで。
滋賀県・琵琶湖北岸から捉えた、朝日を浴びた湖面から立ち上がる気嵐の光景「湖面を紡ぐ光の息吹」、長野県・霧ケ峰の朝霧「黎明のヴェール」、津市・青山高原の木々が朝日に浮かび上がる風景「霧の帳を照らす光」など、幻想的な作品が並ぶ。
蔭地さんは、平成29年に「モスクワ国際写真賞」ネイチャー部門で入賞、その2年後にはチーム5人で参加した写真雑誌社主催の「TCC NAGANO」で優勝し、記念展を東京・大阪で開催した。「普段あまり目にすることがない早朝の風景を撮影しました。ほっと心癒やしていただければ」と語った。問い合わせは同ギャラリー=電話080(5117)4078=へ。