【桑名】特殊詐欺から身を守る方法を学んでもらおうという催しが、三重県桑名市蓮花寺の宅老所「さくら」で22日にあった。桑名地域生活安全協会の木地茂事務局長が利用者の前で、今年に入って県内で発生した特殊詐欺の被害の手口を寸劇で披露した。
内容は、携帯電話にメールが届き、記載の電話番号に電話をすると、警察官や検事を名乗る人物から「あなたは詐欺事件に関わっている」などと言われ、自宅の郵便受けの下に現金を入れた紙袋を置くよう指示する手口。木地事務局長が犯人役を、宅老所の女性スタッフの1人が被害者役を演じ、利用者とスタッフら約30人がその巧妙な手口を学んだ。
木地事務局長は「自宅の固定電話でなく、携帯電話に犯人からのメールが届くケースもある」と注意を促した。