伊勢新聞

「青色」のアオガエルを展示 鳥羽水族館、大紀町の男性が発見

【鮮やかな青色の「シュレーゲルアオガエル」(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、珍しい青色の「シュレーゲルアオガエル」が展示されている。

大紀町の男性が8日に田んぼの脇道で見つけた個体で、体長約4センチ、性別は不明。男性は青い体色が目立って外敵に見つかりやすいと思い持ち帰ったが、たくさんの人に見てもらいたいと同館に寄贈した。

シュレーゲルアオガエルは日本の固有種で、通常の体色は緑色。同館によると、カエルの体色は表皮と真皮の間の3層に配列する色素胞(色素細胞)によるもので、青くなった原因は一番上に位置する黄色素胞に異常があったためと推測されるが、詳細は不明という。

飼育担当者は「見ると幸せな気持ちになれる青いカエルをたくさんの方に見ていただきたい」と話していた。