【尾鷲】20日午後1時15分ごろ、三重県尾鷲市泉町の大滝いぼ不動明王付近の市道でツキノワグマを目撃したと、市内の男性から市役所へ通報があった。市内のクマ目撃情報は今年初めて。
市によると、男性は不動明王周辺を散歩中、体長80センチほどのクマを目撃した。目撃後、クマはその場から離れるように山林方面に逃げた。市や尾鷲署が連携して注意を呼びかけている。
現場は泉町内の住宅街からすぐ。市は21日に2回、防災行政無線で注意を呼びかけた。当面の間、獣害パトロール員が警戒に当たるほか、目撃場所の近くに注意喚起看板を設置する。