伊勢新聞

<春の高校野球>久居農林・川合が投打で活躍

【久居農林―高田 八回表1点ビハインドから逆転の2点適時打を放った久居農林9番川合=松阪球場で】

久居農林が高田との津対決を5―4で制して春の県大会8強入りと夏の県大会シード入りを決めた。1回戦の津工戦に続く2試合連続先発登板の3年生左腕川合が、120キロほどの直球と2種類のスライダーを使い分けて、8安打4失点の粘投で2試合連続完投勝利を挙げた。

3―4で迎えた八回2死満塁の好機では左越えに逆転の2点適時打を放つなど投打で活躍した。168センチ、52キロの細身。八回以降、足をつりかけていたが「後は気持ちで」139球を投げきり、「皆の目標がシード権を獲ることだったので、うれしい」と表情を崩した。