公園や川の生態系学ぶ 亀山で里山塾開講、タンポポ解説 三重

【タンポポについて解説する西川代表(左)と堀部さん=亀山市椿世町の里山公園「みちくさ」で】

【亀山】三重県の亀山市と協働の亀山里山公園みちくさ管理運営協議会(峯和也会長)は20日、同市椿世町の里山公園「みちくさ」で、令和7年度里山塾を開講した。市内外の2歳―70代の男女計23人が受講した。

峯会長が塾長の里山塾は年間6回程度、同公園や鈴鹿川に出向き、自然の草花や魚の生態系などを観察し、環境の大切さを学ぶ。魚と子どものネットワークや同市自然に親しむ会、亀山の自然を愛する会など市民団体が協力。

第1回目のこの日は、春の植物と題して、同市自然に親しむ会の西川均代表(76)と会員の堀部笑子さん(81)が講師を務め、同公園に咲くキク科の「タンポポ」について講義。西川代表は「花びら一枚一枚が花で、約100枚の花が大きな一つの花になっている」と解説した。

小学1年生の中西優月さん(7つ)=同市田村町=は「虫や魚が好き。1年間、楽しみながら勉強したい」と話していた。

講義の後塾生らは、同公園内のタンポポを採取し、花と葉を押し花にした。