
【鳥羽】任期満了(4月20日)に伴う三重県の鳥羽市長選(13日投票、14日開票)で初当選した小竹篤市長(69)が21日、市役所に初登庁した。玄関前で職員ら約200人が出迎え、花束が贈られた。任期は4年間。
小竹市長は職員約200人を前に訓示。「『鳥羽を変えてほしい』という市民の声に応えるのが私の使命」と話し、「就任して半年が勝負。この間に変えるべきものを変えないと市民の落胆は大きい。小さなことでもいいので変革が実現できるという実感を市民の皆さんに持ってもらいたい」と決意を新たにした。
取り組みたいことの一つとして駅前再開発を挙げ、17年間放置されていたパールビルの解体について「政治生命をかけるつもりで、市長直轄でやらせてもらいたい」と強調。選挙を経て実感したことにも触れ、「老若男女や障害の有無に関わらずインクルーシブに居場所をつくることを考えたい。鳥羽で暮らしたい、子育てがしたいという人をたくさん増やしたい」と述べた。
また、機構改革として総務課の人事係の名称をモチベーション係に変更する案を示したほか、「職員の皆さんにも意識改革をしてもらいたい」と述べた。最後に「職員の皆さんには明るさと元気さを、市民には夢と希望を与える市役所でありたいと願っている。一緒にやりましょう」と呼びかけた。