伊勢新聞

赤ちゃんペンギン、すくすく 鳥羽水族館で2羽誕生

【鳥羽水族館で生まれたフンボルトペンギンの赤ちゃん(左が1羽目、同館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、フンボルトペンギンの赤ちゃん2羽が誕生した。赤ちゃんたちはふわふわの毛に覆われ、状態も良好。「水の回廊」ペンギン水槽内にある巣箱の中で、親に守られながらすくすくと育っている。

1羽目は4月6日にふ化し、誕生時の体重は77グラムだったが、現在は435グラムになった。母親は「なつめ」(22歳)、父親は「チャオ」(13歳)。

2羽目は12日にふ化した。誕生時の体重は91グラムで、現在は238グラム。母親は「おもち」(11歳)、父親は「コウ」(5歳)だが、別のペアが子育てを代行する托卵(たくらん)でふ化し、そのペアに育てられている。いずれも性別は不明。同館が飼育しているフンボルトペンギンは53羽となった。

飼育担当者は「2羽ともに無事に生まれてほっとしている。4年ぶりのひなの誕生なので、大事に成長を見守っていきたい」と話していた。