親子でよろい作り 段ボール製 津こども園

【段ボール製のよろいを手作りする親子=津市南河路の私立津こども園で】

【津】三重県津市南河路の私立津こども園(堀内礼緒美園長)は19日、同園で「親子でよろい作りの会」を開き、年長児約50人の親子が段ボール製のよろいを一緒に組み立てた。園児は出来上がったよろいを着て5月1日に園周辺を行列する。

園児は事前に胴の部分に好みのキャラクターなどの絵柄を、肩を覆う大袖や腰の草ずりになる部分に好きな色や模様を描いており、この日は保護者と一緒に段ボールを切ったり、目打ちで穴を開けひもでつないだりして完成させた。

中津憲ちゃん(5つ)は「はさみで切るのが硬かった。肩のところの形が気に入ってる」。仮面ライダー1号を描いた横山湊真ちゃん(5つ)の母、友起子さん(38)は「親子で制作でき、お祭りなどにも参加して1年間楽しませてもらっていい思い出になる」と話した。

よろい作りは季節の伝統文化に触れる目的で昭和55年から続いており、平成2年頃から親子で制作する時間を設けている。堀内園長(60)は「親子のつながりを深め、園と親睦を図る機会にしてほしい」と話した。