伊勢新聞

鯛サブレ売り上げ一部寄付 南伊勢町へ「海の豊かさ守るため」 三重

【上村町長(左)に寄付を手渡した田岡さん=南伊勢町役場南勢庁舎で】

【度会郡】三重県南伊勢町の豊かな海を後世に残すために役立ててもらおうと、同町宿浦の酒類・食品小売業「マサヤ」社長の田岡正廣さん(79)が17日、南伊勢町役場南勢庁舎を訪れ、町特産品のタイをモチーフにした同社商品「鯛(タイ)サブレ」の売り上げの一部2万4391円を町に寄付した。

マサヤは町の新商品開発の補助金を活用して令和4年から鯛サブレを開発し、同5年から販売。タイをかたどったサブレは、生地に町産の真珠の塩を混ぜ込み、素朴な味でさくさくとした食感が特徴という。田岡さんはSDGs(持続可能な開発目標)の14番「海の豊かさを守ろう」に賛同し、昨年から鯛サブレの売り上げの一部を町に寄付している。

上村久仁町長は「今年も支援してもらい、ありがたい。有効に使わせてもらう」と感謝した。田岡さんは「鯛サブレの販売を通じ、海の豊かさを守るために寄付を続けていきたい」と話した。