赤福(三重県伊勢市)は、大阪市中央区の髙島屋大阪店地下1階に、喫茶スペースを備えた常設店を、このほどオープンした。19日からは期間限定で抹茶蜜をかけたかき氷の中に特製あんと餅が入った「赤福氷」の提供を始める。
同社が喫茶併設店を関西圏に開くのは10年ぶり。大阪・関西万博で国内外からの観光客が大阪に集まるのを好機に、伊勢と大阪の交通起点である難波で伊勢の魅力を発信する。
店舗は延べ床面積257・6平方メートル。79席の喫茶スペースのほか、赤福の商品と、同社が運営する和洋菓子店「五十鈴茶屋」の商品を販売する物販スペースを設ける。
喫茶では赤福餅や赤福氷など赤福の定番商品のほか、コルネやチョコ餅、パイン大福など「五十鈴茶屋」の商品も用意。喫茶でのコルネの提供は初めてで、全国の催事で人気の「あずきコルネ 和三盆クリーム」や季節限定の「同 抹茶クリーム」を提供する。
同社によると、オープン以降コルネが人気で、「物販、喫茶ともに昼過ぎに完売することも多い」という。
店内には98インナと43インナのモニターを設置。おかげ横丁やおはらい町のにぎわいを上映し、伊勢へいざなっている。
赤福広報課の石上仁美係長は「伊勢にないものや味わえない雰囲気もある。万博や観光で大阪に来る際はぜひ立ち寄ってほしい」と呼びかけた。