伊勢新聞

薄緑色や淡い黄色の八重の花 津の長野川沿い「ギョイコウ」見頃 三重

【見頃を迎えたギョイコウ=津市森町の庄司庵公園右岸遊歩道で】

【津】三重県津市森町の長野川沿いの庄司庵公園右岸遊歩道にあるサトザクラの品種「ギョイコウ(御衣黄)」が見頃を迎えている。薄緑や淡い黄色の八重の花を見に見物客が訪れている。

ギョイコウは花びらの色が薄緑色から黄色へ変化し、最後は花心が濃い赤になりピンク色の花びらを散らす特徴がある。同所には平成5年の台風被害の復旧工事で同6年から県と旧久居市が同公園を整備した際に植樹。現在は森大橋近くと川沿いに数本がある。

今年は今月10日ごろに咲き始め、今が見頃。大きく広がる枝枝に薄緑色や淡い黄色の八重の花がいっぱいに咲いている。

家族で訪れた鈴鹿市の男性(70)は「SNS(交流サイト)で見て初めて来た。ギョイコウは奈良で見たことがあるがここの方が花が多くてすごい」と感想を話した。