ツキノワグマの出没が確認されたとして、三重県は17日、尾鷲農林水産事務所管内の尾鷲市と紀北町にクマアラート(注意報)を発表した。
県によると、同日午前10時ごろ、紀北町の熊野古道ツヅラト峠で子グマとみられる2頭を来訪者が目撃。クマは鈴の音を聞いて逃げたという。
発表の期間は6月16日までの2カ月間。クマアラートは熊野農林事務所管内で解除された2月4日以降、県内で発表されていなかった。
県は山野に立ち入る場合は鈴などを携帯し、単独行動を避けるよう呼びかけている。住民には農産物や生ごみなどの適切な管理を求める。