【津】1日付で津保護観察所長に就任した佐藤好行氏(59)が17日、三重県津市本町の伊勢新聞社に小林千三社長を訪れ「保護観察の活動について周知を図りたい」と抱負を語った。
佐藤氏は「どう刑罰を与えるかでなく、犯罪をした者が社会に出て再び罪を犯さないよう、個人への予防と社会全体への働きかけという2種類の犯罪予防を知ってもらって、地域の皆さんに安心してもらうことが課題」と述べた。
保護司のなり手が増えない傾向に「保護司の名前だけは知っているが活動は知らない人が多い。保護司が対象者とどう接しているか、保護観察がどんな活動かを知ってもらう必要がある」と述べ、保護司の安全確保について、自宅以外で面接できる場所の確保や2人体制で担当する形での委嘱などの対策を説明した。
小林社長は「奉仕の精神で取り組む保護司の方々には頭が下がる。お役目は大変ですが頑張ってください」と激励した。