伊勢新聞

災害廃棄物処理に協力 大栄環境が鈴鹿市と協定

【協定書に署名する(左から)末松市長、金子社長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と大阪府和泉市に本社を置く廃棄物処理業の大栄環境(金子文雄社長)は17日、同市役所で「災害廃棄物等の処理に関する基本協定」を締結した。

災害時に市の要請を受けて、災害廃棄物の収集運搬や同社が所有する処理施設での処理などに協力する。

同様の協定は全国の自治体などと締結しており、全国で201番目、県内では10番目となる。

同社はこれまでに、令和元年の台風19号災害(長野県千曲市など)や令和2年7月豪雨災害(熊本県人吉市)などでの災害廃棄物処理実績を持つ。

締結式では末松則子市長が「災害時の早期復興の対策として非常に重要なことであるとともに、今後も情報共有を行いながら相互に連携を図ってまいりたい」、金子社長が「よりスピーディーな対応が取れる。逐次施設の増強体制を整えており、これまでの実績も確実に生かせる」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。