伊勢新聞

歯や口の中を学べる絵本など寄贈 県保険医協会が亀山市に

【絵本を持つ櫻井市長(右端)と感謝状を持つ梅村副会長(中央)、書籍を持つ中原教育長=亀山市役所で】

【亀山】三重県保険医協会(津市観音寺町)は17日、亀山市役所を訪れ、同市に絵本「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」22冊と、書籍「カミカミ おもしろ だ液学」11冊を寄贈した。

同協会の梅村忠司副会長が櫻井義之市長に絵本を、中原博教育長に書籍を贈呈した。櫻井市長は梅村副会長に感謝状を手渡した。

同協会は、毎年開催している入れ歯供養祭で、集まった入れ歯の金属をリサイクルし、その収益金を原資に毎年、県内の4―5市町を対象に絵本と書籍を寄贈している。本年度はこれまで、明和と玉城の2町に寄贈。今後、伊賀と名張の2市に寄贈を予定している。

梅村副会長は「子どもたちに、楽しく自然に歯磨きがしたくなる絵本と、唾液は健康を守り、口腔(こうくう)ケアにも役立つ内容の書籍を読んで、健康につなげてもらえれば」と話した。

櫻井市長は「将来を担う子どもたちが、健やかな成長につながるきっかけになるよう、有効に活用します」と礼を述べた。

市は、絵本を市内の認定こども園と幼・保育園計21園と市子ども未来課窓口に、書籍は市内11小学校に配布するという。