2025年4月18日(金)

▼津市出身の岡村真(まな)選手(相好体操クラブ)が3月のワールドカップで成功させた段違い平行棒の新技が「オカムラ」と命名された。国際体操連盟は主要国際大会で初めて成功した技を認定し、選手の名前を付けている

▼岡村選手が編み出した技は「大逆手後ろ振り半ひねり後方屈伸2回宙返り下り」。動作内容がよく分からないが、すぐ分かるようではいけないのだろう。見れば分かる気がするが、見ても分からない気もする。技が早いので

▼段違い平行棒は、高さの違う棒の間を手放し技で行き来するダイナミックな演技が魅力。棒が1本の鉄棒に比べ、技が非常に多い

▼日本女子の命名は、世界ジュニア選手権で中村遥香選手が同じく段違い平行棒で「前振り半ひねり前方屈身宙返り高棒懸垂」に成功した「ナカムラ」以来2年ぶりとなる

▼1976年のモントリオール五輪の平均台と段違い平行棒で五輪初の10点満点を出したルーマニアのナディア・コマネチの「コマネチ」は2個ある

▼岡村選手は昨夏のパリ五輪で団体8位入賞に貢献した。ロサンゼルス五輪はオカムラで金メダルを獲得してほしい。