【いなべ】石川県の風景を描き続けた同県白山市の画家、窪田英憲さん(1934―2019年)の作品を紹介する企画展が、三重県いなべ市北勢町田辺の哲学舎という名の美術館で開かれている。6月29日まで。毎週月、火曜と大型連休中の28日―5月6日は休館。
石川県輪島市の「輪島朝市」を描いた油彩画など、能登の風景を描いた作品を中心に13点を並べている。
窪田さんは平成25年に、哲学舎という名の美術館で個展を開いた。そうした縁もあって同館は、遺族から数十点ほど作品を預かっている。企画展は昨年に続き2回目。この年、能登半島地震や豪雨災害で大きな被害を受けた能登地域は、いまだ復興の途上にあるという。
山田正明館長は「能登のことを忘れずにいたいし、忘れないでほしい」と呼びかけた。
入館料は大人千円、小中学生500円、幼児300円、3歳以下は無料(生チョコと飲み物が付く)。問い合わせは同館=電話0594(72)7867=へ。