台湾の生徒と吹奏楽交流 白子高生、合同で練習 鈴鹿・三重

【合同で練習する生徒ら=鈴鹿市白子4丁目の県立白子高校で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市白子4丁目の県立白子高校(水谷正樹校長)で16日、吹奏楽コースを中心とした生徒約100人と台湾の台北市立華江高級中学管楽団(吹奏楽部)の生徒36人が、音楽を通じて交流した。

同楽団は数々の音楽コンクールで優秀な成績を収めるほか、積極的に音楽イベントへの参加や学校交流などに取り組んでいる。

両校の交流は初めて。台湾と交流がある津市観光協会を通じて来県し、15―19日まで日本に滞在する。

この日は、日本流の練習方法を紹介した後、行進曲「ワシントン・ポスト」を合同で練習した。

そのほか、両校がそれぞれの演奏を披露。白子高は台湾で人気という「ドラえもん」など2曲、華江高中は人気のJ―POPなど3曲を演奏し、生徒らは盛り上がった。

3年の藤原菫さん(17)は「言語が違っても音楽を通じて交流できたことをうれしく思う。またいつか、一緒に演奏できれば」、2年の董兆陽団長(17)は「音がそろい、息が合った(白子高の)演奏に衝撃を受けた。学ぶことがたくさんあった」とそれぞれ話した。

17日は私立高田高校の生徒らと交流する。