伊勢新聞

亀山の瑞宝軒がグランプリ バウムクーヘン博覧会、三重県産マイヤーレモン使用 市長に受賞報告

【グランプリのトロフィーを持つ伊藤店主(左)と櫻井市長=亀山市役所で】

【亀山】バウムクーヘンの祭典「ファイナルクーヘン2024秋冬」(バウムクーヘン博覧会実行委員会主催)で、グランプリを受賞した、三重県亀山市御幸町の和洋菓子店「瑞宝軒」の伊藤晴之店主(58)は14日、亀山市役所に櫻井義之市長を表敬訪問し、受賞の喜びを報告した。

【グランプリを受賞した「龍乃掌バウムクーヘンハードマイヤーレモン」】

瑞宝軒は令和3年11月、JR亀山駅周辺再開発事業の道路拡張に伴い、新たに店舗を建て替え、バウムクーヘンの専門店としてリニューアル。亀山産の抹茶や和紅茶、酒かすやダークショコラ味などのバウムクーヘンと、江戸末期から受け継ぐ亀山の銘菓「亀乃尾」を販売している。

受賞した「龍乃掌バウムクーヘンハードマイヤーレモン」は、御浜町産のマイヤーレモンを搾った果汁と果皮を使用し、伊勢神宮奉納米「結びの神」の米粉を用いたグルテンフリーのバウムクーヘン。口の中で爽やかなレモン味が広がり、バターの甘さと調和した絶妙な味に仕上げている。

伊藤店主は「柑橘系のバウムクーヘンをと考案した。グランプリが獲得できてうれしい。これからも菓子道を極めていきたい」と話した。

試食した櫻井市長は「レモンの爽やかな酸味の後でバターの味が広がり、しっとり感があっておいしい」と舌鼓、「伝統を受け継ぐ『亀乃尾』とともに、多くの人に亀山のバウムクーヘンを食べてほしいですね」とたたえた。

亀山ブランド商品の龍乃掌バウムクーヘンハードマイヤーレモンは一ロール1800円(税込み)。瑞宝軒で販売している。問い合わせは瑞宝軒=電話0595(82)3331=へ。