【鳥羽】14日開票された三重県の鳥羽市長選では、現職で3選を目指した中村欣一郎氏(66)が落選した。
中村氏の選挙事務所では、同日午前10時半ごろ、小竹篤氏(69)の当選が確実な情勢になると、重い雰囲気に包まれた。中村氏は支持者らに「私の不徳の致すところ。自分の至らなさに申し訳なく思う」と頭を下げた。
中村氏は「市長として8年間、市議会議員時代を合わせると26年間、たくさんの方にお世話になった」と感謝を伝えた。
「これだけの差がつくと、まだ、何が敗因か分からない。しっかり反省したい」と選挙戦を振り返り、「皆さんにたくさんの借りができた。皆さんに、鳥羽の街に、借りを返していきたい」と語った。
中村氏は、市議、県議を経て、平成29年の市長選に初当選。2期8年を務め、3期連続当選を目指したが及ばなかった。