バスケットボール・B3リーグのヴィアティン三重は13日、2024―25シーズンのホーム最終戦を行った東員町総合体育館で、今季限りで現役を引退するSF溝口秀人(37)=福岡県出身=の引退セレモニーを開いた。
精度の高い3ポイントシュートを武器にB1レバンガ北海道などでプレーした。三重初のB3リーグチームのヴィアティン三重には2020年の創設当時から関わったほか、成年男子の三重代表として昨年の国民スポーツ大会優勝に貢献した。
セレモニーでは「プロとして12年間プレーした。多くの方々の支えがあって走り続けてこられた。バスケを通した出会いが一生の宝物」とあいさつした。チームメートらによる背番号9にちなんだ胴上げもあった。
引退後は4月に始動したヴィアティン三重U15(15歳以下)チームのヘッドコーチを務める。中西康介ゼネラルマネジャーは「初めてBリーガーが三重に来てくれるとすごく喜んだことを覚えている。三重で引退を決めてくれたこともうれしかった。これからも一緒に三重の子どもたちを笑顔にしていきたい」と話した。