若者ら亀山の未来を考える 亀山市がカメトーク

【亀山の未来について意見を出し合う参加者ら=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】三重県亀山市は12日、同市御幸町の市立図書館で、「亀山の未来を考えるカメトーク」をワークショップ形式で開き、18―39歳の市民男女計22人が参加した。市政策部政策推進課は、10年後の亀山に向け、若者の意見を市の政策に反映するため、初めて企画。無作為で選んだ市民1000人(18―39歳)の中から22人が参加に協力した。

参加者は3班に分れ、亀山のよい所と悪い所、今後の亀山がどのようになればよいのかなど意見を出し合った。同推進課は、この日の若者の意見を検討し、市の政策の参考にするという。

愛知県一宮市から亀山市楠平尾町に移住して2年の理学療法士・澤井啓志さん(33)は「亀山はのどかで静かな町」とし、「買い物をする店が少ないので、津や鈴鹿市に行っている」と語った。

また、滋賀県内の大学に同市井尻町の自宅から通学している、大学3年生の近藤聖愛さん(20)は「都会すぎず田舎すぎずが亀山の印象」といい、「利用している関西本線の運行本数を増やしてほしい。地元が好きなので、就職も地元で探したい」と話した。