伊勢新聞

交通安全絵本1万6900冊贈る トヨタ販売店6社、幼・保・こども園に 三重

【野呂副知事(右から3人目)と共に絵本を紹介する永井社長(同4人目)ら=県庁で】

【津】三重県内に店舗を持つ県トヨタ販売店グループ6社が11日、県に交通安全絵本1万6900冊を贈った。今月中に希望した県内の公私立の幼稚園、保育園、認定こども園計432園に届けられる。

絵本を通じて年長児に交通ルールを守る大切さを伝えようと昭和44年から寄贈。三重トヨタ自動車▽三重トヨペット▽トヨタカローラ三重▽ネッツトヨタ三重▽ネッツトヨタノヴェル三重▽トヨタL&F中部―の代表が来庁した。

絵本は祭りに出かけたひよこのクックが道路に飛び出して車とぶつかりそうになる内容で、急な飛び出しの危険性や安全な道路の渡り方を伝える。贈呈式では永井秀貴・ネッツトヨタノヴェル三重社長が野呂幸利副知事に目録を手渡した。

野呂副知事は「交通安全の取り組みは行政だけでできることでない。長く続けて頂きありがたい」と謝辞し、各社の代表に感謝状を贈った。

永井社長(55)は「私が生まれる前、先輩の時代から続く活動。絵本を使って輪が広がり、安全に対する意識や行動が身に付くといい」と述べた。