人材育成、研究開発で産学連携 三重大と住友電装が協定

【協定書を持つ漆畑社長(右から2人目)と伊藤学長(同3人目)=津市栗真町屋町の三重大学で】

【津】三重大学(津市栗真町屋町)と住友電装(四日市市浜田町)は9日、産学連携に関する包括協定を結んだ。同社国内外拠点でのインターンシップを通じた人材育成をはじめ、研究開発や地域貢献などに取り組んでいく。

三重大学で行われた協定締結式で、同大学の伊藤正明学長と住友電装の漆畑憲一社長が協定書に署名した。

伊藤学長は、少子化の中で大学の方向性や特色を明確にする必要があるとし、「インターンシップの体験、研究などを通じて、在学中に学生が自分の将来について考えていければ」とあいさつした。

漆畑社長は「次世代を担う学生が実践的な知識とスキルを身につけ、学び合う場を創出していく。大学の先進的な知見と当社の技術力の融合による新たな付加価値を創造していければ」と期待した。