【名張】三重県警名張署は9日、制限速度60キロ区間の国道で、制限速度を50キロと誤認して交通取り締まりを実施し、11人に交通反則切符(青切符)を誤交付したと発表した。切符の回収などの手続きを進めている。
同署によると、交通課などの署員6人が同日午前10時から約1時間半、名張市八幡の国道368号で速度違反の取り締まりを実施。本来よりも10キロ余分に速度を超過したとする青切符を交付していた。
取り締まり終了後に改めて規制を確認して誤認が発覚。この区間は片側2車線で、50キロ規制が令和5年7月に解除されていた。同所で速度違反の取り締まりをしたのは規制解除以降初めてだったという。
同署は誤交付した11人全員と連絡を取り、反則切符の回収を進めている。すでに1人が反則金を納付したが、今後、返金するという。
9日は春の全国交通安全運動(6―15日)の期間中で、同署は取り締まりを強化していた。間所弘明副署長は「ご迷惑をおかけして申し訳ない。再発防止に努める」と話した。